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EC物流 サービス紹介

EC物流のアウトソーシング・導入ポイント/会社の選び方からメリットデメリット

アウトソーシングイメージ

EC物流のアウトソーシングを導入するにあたり「自社で何を確認すべきか」
「アウトソーシング会社は何を基準に判断するか」などのチェックポイントを解説

EC物流のアウトソーシング導入を成功させるためには、“アウトソーシング会社の選定”が鍵となります。適切な判断ができないまま選定してしまうと、結果的にリスクを抱えたり、逆に効率が悪くなってしまったりと、メリットを感じられない場合があるからです。
各アウトソーシング会社の公式サイトなどから情報を得ることも大切ですが、それ以外にも自社でやるべきこと・確認すべきことなど予めしっかり整理したうえでより慎重に選定することが重要です。

本記事では、
アウトソーシング会社を探す際はどんなところに気を付ければ良いか?
EC物流業務をアウトソーシングする導入の流れは?
といった基本的なポイントについてご紹介します。

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EC物流のアウトソーシング先を探す際のチェックポイント

アウトソーシング会社を探す際は、予めチェックリストを準備し、希望する条件に当てはまり、一定の基準を満たす企業を数社リストアップして、その中から比較して優先順位をつけて選定することが大切です。

1. EC物流倉庫の立地

EC物流倉庫の立地

輸送・配送にかかるコストを抑えることは勿論、リードタイム短縮のためには、自社のEC通販サイトから、どのエリアへの発送が多いのか把握しておく必要があります。そうすることで、どのエリアに在庫を確保しておけば良いか判断しやすいでしょう。

また、定期的に作業状況の確認や、何かトラブルがあった時のためにも、“自社からアクセスの良い立地”にあるEC物流倉庫を選ばれるEC事業者の割合も多くみられます。

2. 対応できるアウトソーシング業務範囲・時間

EC物流のアウトソーシングを導入するにあたり、希望する業務がどこまで対応してもらえるのか確認しましょう。作業内容によっては基本料金に含まれず、オプション(追加費用)扱いになる場合もあります。

ギフト加工

【オプションになる例】

  • ギフト対応、シュリンク対応、パッケージ対応などのイレギュラー対応
  • 返品対応
など…。

また、商品によって対応できる内容は様々で、時間がかかるものもあります。購入者の注文・依頼内容で起こりうる事例はすべて洗い出し、解決策を考えておきましょう。
例えば今まで自社で時間や曜日を気にせず対応していた場合、アウトソーシングに切り替えることによってその対応が難しくなることもあります。購入者がどんなに急いでいる場合でも、指定時間を過ぎる注文は一切受け付けてもらえないこともあるため、対応可能時間については十分に確認しておくと良いでしょう。

3. EC物流のアウトソーシング料金体系

EC物流の料金イメージ

EC物流のアウトソーシング料金体系は主に以下2つのタイプで、それぞれメリットとデメリットがあります。EC通販事業の規模や取り扱い商品・出荷量によっても変わってくるため、どちらが適しているのか判断して選びましょう。

パッケージタイプ(主に中小規模向け)

EC通販事業者は、予めアウトソーシング会社が定めている「サービス内容」と「価格」に沿って、業務をアウトソーシングするタイプです。

メリット 定額のため予算が組みやすい、アウトソーシング会社と提携するまでの事前準備が容易。
デメリット 料金内で対応できる作業が決まっており、細かい要望には対応できない場合も。出荷件数が増えたときに割高になりやすい。
カスタマイズタイプ

取り扱い商材やEC通販事業者の求めるニーズに沿って、アウトソーシング会社が「サービス内容」と「価格」を個別に定めて提供するタイプです。

メリット 自社の商品や商品販売方法に合わせて、出荷の仕様や作業内容を決めることができる。業務を効率化したり、顧客満足度を上げるきっかけにもなりやすい。
デメリット 料金体系が複雑化するため予算が組みにくい、細かい打ち合わせが必要で導入に時間がかかりやすい。

4. 商品を安心して預けることができるアウトソーシング会社か

安心イメージ

アウトソーシングサービスは、 個人経営から大手宅配企業まで、様々な規模や業態の企業が提供しています。品質・価格・スピードなど得意分野もそれぞれの企業によって異なるため、メリットデメリットを含め何を重視すべきかを考慮して選定しましょう。

また合わせて、コンプライアンスは徹底されているか、セキュリティや安全性が高い企業か、どのような契約を結ぶのか、導入実績やスタッフ数などもチェックし、大事な商品を安心して預けることができるアウトソーシング会社かの確認も必要です。

EC物流倉庫内部・作業工程のチェックポイント

倉庫内イメージ

アウトソーシング会社を探すだけならインターネット上で可能ですが、各作業工程においては、実際に物流倉庫内を見学したり、現場の担当者に話を聞かないと分からない部分も多くあります。どのような環境で商品を取り扱っているのか、細かく把握しておくことが重要です。

1. 在庫管理・保管

取り扱い商品によって適切な保管方法が異なります。倉庫環境や建物によっては気温差や湿度差が激しいため、適切な温度管理ができるかどうかも大切なポイントです。特に食品や化粧品を扱う場合は気を付けなくてはなりません。
また、ロット(※1)や期限管理が必要となるような商品に関しては在庫管理が適切にできる環境であることも重要です。可能であれば実際に倉庫内の保管状態や作業状況を見学し、日頃からきちんとした管理ができているか、作業スタッフの様子なども合わせてチェックしておくと良いでしょう。
(※1:同条件で同種類の商品を大量に生産する際に使われる最小単位)

2. 流通加工

ただモノを出荷するだけでなく、お中元・お歳暮・福袋といった商品のセット加工やギフトラッピング、チラシ類の封入などの流通加工は「希望する作業ができるのか」「どこまで自由度が高いのか?」といった細かい確認が必要です。
さらに裾上げやささげ(撮影・採寸・原稿)のように専門的技術・専用機器が必要な流通加工を依頼する場合には、それに対応できる人員がどのくらいいて、1日どの程度の数をこなせるのか、クオリティは自社の基準・要望を満たせるか…など、他社との差別ポイントにもなる特有の作業に関しては、細かくヒアリングをしましょう。

3. ピッキング・同梱・梱包

ピッキングや梱包方法・同梱ルールは取り扱う商品や販売方法によって異なります。 「この商品の場合はこのように梱包してほしい」「顧客ごとに違うチラシを入れたい」など、具体的な希望があればまとめておき、どこまで対応が可能なのか確認しましょう。
また、梱包資材もコストに大きく関わってきます。適切な段ボールのサイズを把握し、緩衝材が必要なのか、必要であればその種類も確認する必要があります。

4. 作業スタッフの管理体制

作業スタッフの管理者が少ないと作業現場の細かい部分まで見えていないことも多く、作業する人によって梱包方法が異なるなど、出荷ミスに繋がる場合があります。そのような状況になっていないか(属人化されていないか)、出荷手順を統一できるようにマニュアル化されているか、前もって物流倉庫内作業に関わるスタッフの様子も確認するとよいでしょう。

EC物流、取り扱い商品別のチェックポイント

商品イメージ

EC通販事業で取り扱う商品の中には、ラッピングやタグ付けが必要なもの、横向きにしてはいけないもの、シーズンによって発注数に大きく差が出るものなど、様々な特徴を持つものもあるでしょう。
取り扱い商品によって注意すべきポイントが異なるため、EC通販事業者はこれらを考慮してアウトソーシング会社を探す必要があります。ここでは、いくつかの商品を例に、チェックポイントを見ていきましょう。

1. 食品のEC物流をアウトソーシングする場合

食品の場合、温度管理は特に重要です。冷蔵・冷凍商品は適切な冷蔵冷凍設備があるアウトソーシング会社はマストですが、常温帯の商品も空調設備より室温がかなり高くなることもあるので、倉庫の環境は細かく把握しておく必要があります。
また、賞味期限管理も確実に行わなければなりませんので、どのように期限管理がされているか、しっかりと確認をしましょう。

【食品加工に関する許認可免許】
  • 「食品・菓子製造加工」
    賞味期限シール添付・セット加工・シュリンク包装・ロット印字

2. 化粧品のEC物流をアウトソーシングする場合

食品同様、温度管理も大切なポイントですが、海外コスメを扱う場合はラベルの貼り替えが必要なケースもあります。きちんとしたロット管理はもちろんのこと、医療機器類はロットのトレーサビリティ(製品の生産・加工履歴を詳しく正確に管理すること)が必要な商品もありますので、許認可取得状況を確認しましょう。

【化粧品・医療機器取扱に関する許認可免許】
  • 化粧品・医薬部外品製造加工許可(包装・表示・保管)
    アッセンブリ/セット加工・ラベル貼り・シュリンク包装ロット印字
  • 高度医療機器・管理医療機器販売業許可
    カラーコンタクトの保管発送・医療機器の保管発送

3. 高価商品のEC物流をアウトソーシングする場合

高価な商品の場合は、特にルールを厳しく設定しておく必要があります。 専用の施錠可能な保管庫で在庫管理をし、その保管庫前に監視カメラの設置を指定しているEC通販事業者もいます。自社での管理ができない分、安心できる環境で対応してもらえるか、取り扱い実績を含めて事前確認しておくことも必要です。

EC物流のアウトソーシング導入までの流れ

導入イメージ

アウトソーシング会社に問い合わせをしてから導入までの、基本的な流れは以下の通りです。

  1. ヒアリング・既存倉庫の現場視察
    現状のEC物流の状況や課題についてアウトソーシング会社からヒアリングがあります。ささいなお困りごとや悩みなど、どんな小さなことでも“後のリスクヘッジ”に繋がるため、すべて共有しましょう。
  2. 見積提示・ご提案
    ヒアリングをもとにアウトソーシング会社から見積が提示されます。
    現状課題の解決策・運用案に関しての提案があった場合は、合わせて確認・検討します。
  3. 物流倉庫見学
    保管状況・実際の作業の流れ・スタッフの動きなど細かく確認します。
  4. 内示・契約
    提案内容や見積金額に問題等なければ、「業務委託契約書」などの契約を締結します。
    ※締結書類・内容に関してはアウトソーシング会社により異なります。
  5. 導入準備(分析・設計・システム構築)
    現状の運用方法、梱包・ギフト仕様、同梱物パターンなどを担当者とすり合わせ、最適なEC物流フローと運用を組み立てます。WMS(倉庫管理システム)構築や他システムとの連携も綿密に打ち合わせ、運用テストを実施します。
  6. 移転
    現在の物流倉庫から、新しい物流倉庫への移転作業を実施します。
  7. 出荷稼働開始
    初回出荷は実作業の様子を確認することで、最終的なすり合わせを行います。

何をアウトソーシングするかにより異なりますが、実際にアウトソーシングサービスを利用する場合は一般的に、正式な契約が締結してから1カ月~3カ月かかると言われています。最初に問い合わせをしてから実時稼働まではさらに時間がかるため、早めに問い合わせをしましょう。

まとめ:EC物流のアウトソーシング、成功の秘訣は早めの情報収集!

EC物流アウトソーシング導入会議

いかがでしたか。
今回は、EC物流アウトソーシング導入におけるチェックポイントについてご説明しました。少しでもアウトソーシング導入に悩んでいるのであれば、早めに情報を集め、切り替えた場合どの程度メリットがあるのか、現状を把握して理解することが重要です。今後事業がさらに拡大することが決まっている場合は、その点も考慮し、早めに体制を整えておきましょう。

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