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EC運営

ECサイトの商品登録を外注するメリットや業者を選ぶポイントを紹介

 更新日 :
ECサイトの商品登録

EC通販事業者が商品を販売するために必要な作業として、商品登録があります。
商品登録は商品の名称や説明文、画像などをECサイトに登録する作業ですが、商品数が多い場合は自社だけでは対応できない可能性もあり、状況に応じて外注を検討することが必要です。

本記事では、ECサイトの商品登録を外注するメリットや、業者を選ぶポイントを紹介します。当社のグループ会社で商品登録代行をしている「成都インハナ」の事例も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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ECサイトで商品登録する流れ

ECサイトで商品を販売するためには、商品データを作成してECサイトのシステムに登録する必要があります。登録するデータとしては、主に以下の項目があります。

  • 商品名
  • メーカー名
  • 価格
  • 説明文
  • 商品番号
  • 商品画像
  • 商品カテゴリ
  • カラーバリエーション
  • 在庫情報

新商品の販売や既存商品の情報を更新するタイミングで商品登録は行われており、
以下の流れで実施します。

  1. 情報の収集
  2. 登録内容の決定
  3. 画像の撮影・加工編集
  4. 商品データの作成
  5. 商品データの登録

商品データの登録方法は、1つずつ商品を登録する方法もあれば、CSVファイルで一括登録する場合もあり、ECサイトやシステムによって異なります。

ECサイトで商品を登録する際のポイント

ECサイトで商品を登録する際のポイントとして、以下の3つがあります。

ECサイト(イメージ)
  • 魅力的な商品画像を作成する
  • 顧客ニーズのある商品情報を掲載する
  • SEO対策をする

魅力的な商品画像を作成する

購入する決め手となる要素の1つに、商品の見た目があります。ECでは、実物の商品を見せることができないため、魅力的な画像を掲載して消費者の購入意欲を高めることが重要です。

商品の色合いが統一されて見やすいことや、必要な情報が画像から得られるかなどを意識して、魅力的な商品画像を作成します。撮影時の光の当て方や配置、キャッチコピーのフォントなどで商品の印象は大きく変わるため、画像作成には高度なデザインスキルが求められます。

顧客ニーズのある商品情報を掲載する

商品を売り込むためには、消費者視点で文章を作成することが大切です。消費者がその商品に求めていることや、購入して達成したいことを想像しながら作成する必要があります。

魅力的なキャッチコピーや説明文を作成するには、セールスライティングのスキルが必要です。また、競合の商品との違いを調査・分析し、戦略を立てて売り込むマーケティングスキルも求められます。

SEO対策をする

SEO(Search Engine Optimization)は、自社ECの商品ページがGoogleやYahoo!などの検索結果上位に表示されるための施策です。

上位に掲載されることで、自社ECサイトへのアクセス数の増加が期待できます。商品登録においては、以下のようなSEO対策を行うことが必要です。キーワードの調査や文章の作成は、SEOの知識やノウハウが求められます。

  • 検索結果の上位表示を狙えるキーワードを調査する
  • 商品名や説明文に特定のキーワードを含めて記載する

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ECサイトの商品登録における課題

ECサイトの商品登録における課題として、以下の3つがあります。

EC商品登録の課題(イメージ)
  • リソースが不足する
  • 商品登録の品質にばらつきが生じる
  • 実物のイメージに合わせることが難しい

リソースが不足する

取り扱う商品が多いと、商品登録は非常に負担が大きい作業となります。SEOやセールスライティングを意識した説明文を考え、間違いのないように情報を入力するなど工数がかかるため、リソース不足になることが懸念されます。

商品登録に時間が取られてしまい他の業務にリソースを割けないことが原因で、スタッフの疲弊や最悪の場合は退職につながる恐れもあるため注意が必要です。

商品登録の品質にばらつきが生じる

スタッフによって商品登録の品質にばらつきが生じてしまうと、登録内容によって売上が左右される可能性があります。商品登録の品質を均一にするためにはスタッフへの教育が大切ですが、業務量が多い環境下では、教育に力を入れられないことも少なくありません。

教育に注力できないことが原因で属人化し、スタッフのスキルによって商品の売上が左右される恐れがあります。

実物のイメージに合わせることが難しい

商品画像と実物の色合いやサイズ感を同じにすることは非常に難しく、高度な撮影や編集スキルが求められます。実物とECサイトに表示された画像が大きく異なると、返品返金を求められる可能性も高まります。

このようなトラブルを減らすためにも、商品に応じて「実物とイメージが異なる可能性があります」のような注記をつけることも重要です。

ECサイトの商品登録を外注するメリット

リソース不足や品質のばらつきなどの課題を解決する方法として、代行業者に商品登録を外注する手段があります。商品登録を外注するメリットは、以下の3つです。

ECの商品登録の外注メリット(イメージ)
  • リソース不足を解消してコア業務に専念できる
  • 幅広いECサイトに対応できる
  • クオリティが向上する

リソース不足を解消してコア業務に専念できる

代行業者に外注することで、商品登録の工数や採用・育成にかかる工数を削減することができます。リソースに余裕ができた時間を、マーケティング戦略の提案や商品開発などのコア業務に充てることができるため、売上の向上に注力することが可能です。

ECサイトを始めたばかりの企業や商品情報の更新頻度が多い企業などに、代行業者への外注はおすすめです。

幅広いECサイトに対応できる

代行業者によっては、Amazonや楽天、Yahoo!など幅広いECサイトの商品登録に対応することが可能です。

自社で複数のECサイトへ商品登録を行う場合、スタッフがそれぞれのECサイトの登録方法を覚える必要があり、手間もかかります。代行業者へ依頼することで自社スタッフが登録方法を覚える負担を軽減でき、幅広いECサイトで商品を販売することができます。

クオリティが向上する

商品登録の代行業者は、セールスライティングや画像作成、SEOなどのノウハウを保有しています。

検索結果で上位表示になるためのキーワード選定や文章の作成、商品のターゲットに合わせた魅力的な画像を作成できるため、サイトへの流入を増やすことが可能です。また、代行業者が商品情報を常に更新するため、自社スタッフの休暇や欠員などで更新できないといった課題も解決できます。

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ECサイトの商品登録を外注するデメリット

ECサイトの商品登録を外注するデメリットとして、以下の3つがあります。

ECの商品登録の外注デメリット(イメージ)
  • コストが発生する
  • 商品登録のノウハウが蓄積されない
  • 商品への理解が浅い

コストが発生する

商品数や外注する業務範囲に応じて、外注コストの負担が大きくなります。コストが膨大にならないよう、事前に複数の代行業者に見積もりを依頼し、自社で商品登録にかかっているコストと比較して最適な業者を選びましょう。

また、商品登録を低価格で請け負う業者もありますが、場合によってはクオリティが低く、集客や売上の効果が薄い可能性もあるため注意が必要です。

商品登録のノウハウが蓄積されない

自社で商品登録をする必要がないため、セールスライティングや画像作成などのノウハウを蓄積することができません。そのため、将来的に自社で商品登録をしたいと考えている場合は、ノウハウを共有してもらえる代行業者に外注できると安心です。

商品への理解が浅い

代行業者は商品登録のノウハウやスキルを保有していますが、自社スタッフと比べて商品に詳しくないため、説明文は自社で作成したほうが良い場合もあります。

すべてを任せるのではなく、代行業者が書いた説明文をチェックし、補足したい部分がある場合は修正依頼をするなどのコミュニケーションが必要です。また、説明文に記載して欲しい内容があるときは、事前に伝えるようにしましょう。

ECサイトの商品登録の代行業者を選ぶポイント

自社に最適な商品登録の代行業者を選ぶポイントとして、以下の4点があります。

  • 繁忙期に対応できるかで選ぶ
  • 対応できるECサイトの多さで選ぶ
  • 紙媒体に対応できるかで選ぶ
  • アフターフォローの有無で選ぶ

繁忙期に対応できるかで選ぶ

キャンペーンやセールなど、繁忙期でSKU数や在庫数の変動が大きい場合にも対応できるかを確認しましょう。スケジュールについても柔軟に相談ができ、イベントのタイミングに合わせて価格調整や在庫更新の対応が可能な代行業者を選びましょう。

対応できるECサイトの多さで選ぶ

代行業者によって対応できるECサイトは異なります。「Amazonの商品登録は可能だが、楽天やYahoo!ショッピングは扱えない」という場合もあるため、出品したいECサイトに対応できるか事前に確認が必要です。

現在は予定がなくても将来的に出品したいECサイトがある場合は、そのECサイトにも対応できる業者を選ぶことができると安心です。

紙媒体に対応できるかで選ぶ

商品登録の基になる商品情報が、カタログやパンフレットなどの紙媒体しかない場合も少なくありません。紙媒体のデータ化は時間がかかりやすく対応していない代行業者もあるため、事前に対応可能かどうか確認しましょう。

アフターフォローの有無で選ぶ

商品登録後のサポートをしている代行業者もあり、例えば、売上データから次の戦略の提案を受けられる場合もあります。EC通販事業に本格的に取り組みたい場合は、改善提案などのアフターフォローも行っている業者をおすすめします。

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ECサイトの商品登録代行にかかるコスト

複雑な商品登録を外注すると費用面で心配されることもあるでしょう。

ECの商品登録代行コスト(イメージ)

商品登録の代行費用の設定方法は、一般的に従量制と固定制があります。

当社のグループ会社「成都インハナ」の場合は、下記のように見積もりを行います。

従量制:要望に応じて稼働時間をカスタマイズ

特徴 ・1件ごとの見積もり
・閑散・繁忙の波動に対応可
・短期的な大型案件対応可
・変動費として計算可
作業の流れ 1.テスト作業
2.見積提出
3.注文書受領
4.納品
5.月締めで精算
従量制の使い方 基本契約締結で、商品登録をすぐにご依頼いただけます。

固定制:要望に応じて業務内容をカスタマイズ

特徴 ・常にリソースを使用可能
・業務に慣れるとほぼ半自動で運営可能
・業務が早くなった分は作業を追加可能
・見積もりなどの手間がない
作業の流れ 1.マニュアル作成
2.テスト作業を行います
3.開始日を決めます
4.契約締結(初期費用)
5.本番スタート
固定制の使い方 固定制は決められた時間があるので、スケジュール作成が有効。
作業ごとに優先順位をつけるのも効果的です。

また、日々の業務依頼連絡に使用するコミュニケーションツールは従量制・固定制で共通で、「メール・skype・chatwork・Messenger・Slack」など、さまざまなツールで担当者との直接やりとりも可能です(固定制の場合は、担当者の就業時間内となります)。

代行業者によって算出方法は異なりますので、事前に確認してみてください。

MEMO:段階的にアウトソーシングも可能

どちらのプランが良いのか悩まれる方は、従量制でテスト的に依頼いただき、慣れてきたら固定制に変更する方法もおすすめです。自社のペースやルールに合わせて柔軟に依頼できるか、見積もり時に確認してみましょう。

ECサイトの商品登録代行の事例

当社のグループ会社で商品登録の代行をしている「成都インハナ」に商品登録を外注したEC通販事業者様の事例を紹介します。

住宅設備会社

商品登録・住宅設備(イメージ)

成都インハナでは、依頼いただいた住宅設備会社に対し毎月2万件ほどの商品登録を行っており、商品情報を公式サイトから探し掲載リストにある品番の商品情報を入力しています。

また、コピー&ペーストできないPDFに記載されている商品情報にも対応しており、時間のかかる業務も丁寧に行うのが魅力です。商品画像はカタログや公式サイトから抜き出し、指定サイズに調整して、ECサイト用の登録データを作成しています。

MEMO:楽天市場用の画像作成

色、スペック、注意事項(例:別売り/これは付属品ではありません)など、画像だけで商品内容が分かるように作成することがありますが、その中でも楽天は文字を掲載できる画像範囲の制限があるため、特に注意が必要で工数もかかります。


アパレルメーカー

商品登録・アパレルメーカー(イメージ)

成都インハナでは、アパレルメーカー向けに1色のモデル着用画像から他カラーへ複製展開し、カラーバリエーションをつける作業も行います。

色味が違うことによる返品トラブルを減らせるように、色合い調整に注力しています。また、画像作成だけでなく商品ページの作成も請け負っており、商品登録から派生する業務にも柔軟に対応することが可能です。

まとめ:ECサイトの商品登録は代行業者も検討しよう

ECサイトの商品登録を外注することで、リソース不足の解消や幅広いECサイトへの対応が可能になります。代行業者を選ぶ際はコストはもちろんのこと、繁忙期や紙媒体の対応など自社の要望が叶えられるかどうかをチェックして決めましょう。

当社でもECサイトの売上に貢献できるようなフルフィルメント支援を行っておりますので、お悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。

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