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Yahoo!ショッピングの出店審査は厳しい?審査落ちの理由や審査基準を解説

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Yahoo!ショッピングの出店審査は厳しい?審査落ちの理由や審査基準を解説

Yahoo!ショッピングへの出店には審査を受ける必要があります。ガイドラインにもとづいた厳密な審査が行われるため、場合によっては審査に落ちてしまうこともあるため、綿密な出店準備が欠かせません。

本記事では、Yahoo!ショッピングの出店審査の流れや審査落ちの理由、審査基準を解説します。出店審査において気をつけておきたいポイントも紹介していますので、ご活用ください。

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Yahoo!ショッピングの出店審査の流れ

Yahoo!ショッピングへの出店申請の流れは、以下の通りです。

Yahoo!ショッピング出店申請(イメージ)
  1. 必要情報の入力
  2. 銀行口座への入金と確認電話
  3. 1回目の出店審査(契約審査)
  4. 開店準備
  5. 2回目の出店審査(開店審査)

1. 必要情報の入力

まずはYahoo!ショッピングへの出店に必要な、以下の情報を入力します。
尚、法人と個人事業主では必要な情報と提出書類が異なります。

【Yahoo!ショッピングへの出店に必要な情報】

項目 法人 個人事業主
Yahoo! JAPAN ID Yahoo!ショッピングに申し込めないタイプのIDもあるため、新規作成が適切
クレジットカード情報 法人名義または代表者名義であるもの 代表者名義または管理者名義であるもの
会社情報 ・登記簿謄本に記載されている情報
・13桁の法人番号
確定申告書に記載の屋号またはECショップで使用する屋号
代表者情報 登記簿謄本に記載されている代表者 確定申告書に記載されている契約者本人
銀行口座情報 (※) 企業名をすべて含む銀行口座情報
(※) ゆうちょ銀行は登録不可
申込者と代表者が一致している銀行口座情報
提出書類 ・発行から3ヵ月以内の登記簿謄本(履歴事項全部証明書)

・公共料金の領収書等、国税・地方税の領収書または納税証明書、青色申告承認申請書(控)、社会保険料の領収書または納入告知書(納付書)のうちいずれか1つ

・代表者の運転免許証、運転経歴証明証、マイナンバーカードのうちいずれか1つ
・開業届、青色申告決算書、賃貸借契約書のうちいずれか1つ(2年以内に発行のもの)

・代表者の運転免許証、運転経歴証明証、マイナンバーカードのうちいずれか1つ(有効期限内のもの)
販売予定商材情報 Yahoo!ショッピングで取り扱い可能な商材を入力

(参考:Yahoo!ショッピング公式サイト

入力情報に誤りがあると出店審査に落ちてしまうため、1つ1つ慎重に確認しましょう。
尚、Yahoo!ショッピングは、2018年12月をもって個人出店の受付を停止したため、現在は法人か個人事業主でなければ出店できません。個人で出店をお考えの場合は、税務署に開業届を提出し、個人事業主になる必要があります。

免許が必要な商材

Yahoo!ショッピングでは、以下の商材を取り扱う場合、免許情報の入力やコピーの提出が求められます。

商材 必要な免許
古物・中古品古物商許可証
アルコール、酒類酒類販売業免許
医薬品薬局開設許可証、または店舗販売許可証
コンタクトレンズ高度管理医療機器等販売業許可証

免許は必要ないものの、別途情報の入力が必要な商材もあります。

  • レンタル商材
  • 役務、サービス商材
  • ブランド品

Yahoo!ショッピング内で取り扱いできない商材は出店審査が通らないため「Yahoo!ショッピングストア運用ガイドライン」で、該当商材を必ず確認しましょう。

2. 銀行口座への入金と確認電話

入力した銀行口座に入金できるか確認するため、「ヤフ-シヨツピングコウザユウコウセイカクニン」から1円の入金があります。振り込みできない場合は、Yahoo!ショッピングから連絡がくるため、速やかに口座情報を修正しましょう。
尚、入金後に何らかの事情で出店を取りやめる場合、この1円を返金する必要はありません。

入金完了後7営業日以内を目安として、Yahoo!ショッピングから本人確認の電話がくるため、必ず出るようにします。電話による本人確認が完了しないと出店審査が進まないため、電話に出られなかった場合は必ず折り返しましょう。

3. 1回目の出店審査(契約審査)

本人確認が終わると、1回目の出店審査である「契約審査」が行われます。契約審査は約2~10営業日で完了します。契約審査が通ると、開店準備に進むことが可能です。

ここで審査落ちした場合は、以下の可能性が考えられます。

  • 入力情報に誤りがある
  • 取り扱いできない商材を入力している
  • 登録したYahoo! JAPAN IDが使えない
  • 申込者のYahoo! JAPAN 関連サービスの使用履歴に問題がある

Yahoo!ショッピングでは審査落ちの理由に関する回答が受けられないため、自ら原因を見つける必要があります。原因を解決することで再度審査を受けられるため、まずは入力内容を確認してみましょう。

ただし、過去に規約違反など何かしらのトラブルを起こしているなど「申込者のYahoo! JAPAN 関連サービスの使用履歴に問題がある」に該当する場合は、今後も出店審査に通らない可能性が高いと言えます。

4. 開店準備

契約審査に通ると開店準備ができるようになります。「Yahoo!ショッピングストア運用ガイドライン」を確認しながら以下の設定を行います。

  • トップページのデザイン(スマホ・PC)
  • ストアページのデザイン(ヘッダ・フッタ・サイドナビ)
  • 各商品ページの出品登録
  • カテゴリページの設定
  • 会社情報
  • ストア情報
  • 送料や配送方法の設定
  • ストアガイドの入力
  • キャンセル規約の入力

必要な情報が入力された時点で、2回目の出店審査に申し込めるようになります。ストアのデザインやページ設定は審査後でも編集できるため、必要事項の準備ができた段階で出店審査に申し込みましょう。

5. 2回目の出店審査(開店審査)

2回目の出店審査である開店審査は、申し込みから約2~5営業日を目安に行われます。開店審査に通ると、ようやくYahoo!ショッピングに出店できます。

Yahoo!ショッピングの出店ではストアページ作成においても、詳細にガイドラインが設定されています。ガイドライン違反が1つでもあると、出店審査に通らない可能性があるため、「Yahoo!ショッピングストア運用ガイドライン」に沿って対応しましょう。

Yahoo!ショッピングの出店審査は厳しい?

Yahoo!ショッピングの出店審査(イメージ)

Yahoo!ショッピングは、デジタルプラットフォーム取引透明化法に基づき、透明性確保のため審査基準を公開しています。

Yahoo!ショッピングにおける出店審査基準の例

出店審査の時点で「Yahoo!ショッピング」「Yahoo!オークション」などYahoo!JAPAN関連サービスの利用においては、Yahoo!側が同一利用者と判断した利用(アクセスログが一致する場合は同一利用者と見なす)も含め、以下のどちらも満たさなければなりません。

  • Yahoo! JAPAN ID について、削除措置が過去にされていないこと、かつ、利用停止措置が審査時に継続されていないこと
  • Yahoo!JAPAN関連サービスの利用に関する契約について、解除措置が過去にされていないこと、かつ、履行停止措置が審査時に継続されていないこと

(参考: Yahoo!ショッピングストア運用ガイドライン 第3出店・出品基準|Yahoo!ショッピング公式

このように、Yahoo!ショッピングは過去に規約違反をした利用者に対して厳しい姿勢を見せていますが、規約違反をしておらず出店基準を満たしている場合は出店審査が厳しいと感じることはありません。

ただし法人の場合は規約違反をしていない場合でも、Yahoo!ショッピングが定める経営状況判断基準を満たしていないと、出店審査に通らない可能性があります。

Yahoo!ショッピングのよくある審査落ちの理由

Yahoo!ショッピングでよくある審査落ちの理由は、以下の6つです。

Yahoo!ショッピングの出店審査(イメージ)
  • 登録できないYahoo! JAPAN IDの利用
  • 関連サービスの使用履歴に問題がある
  • 入力情報に不備がある
  • ガイドライン違反商材を出品登録している
  • 本人確認の電話に出ていない
  • 経営状況判断基準を満たしていない

登録できないYahoo! JAPAN IDの利用

Yahoo!ショッピングでは、以下のYahoo! JAPAN IDは登録できません。これらに該当している、あるいは判断がつかない場合は、新しいIDを作成して再申請しましょう。

【登録できないYahoo! JAPAN ID】

  • Yahoo!オークションストアに登録済み
  • 法人の場合、管理者ではないYahoo! JAPANビジネスIDと連携している

(引用: Yahoo!ショッピング公式サイト

関連サービスの使用履歴に問題がある

Yahoo!ショッピングでは、以下のような出店申請者のYahoo! JAPAN関連サービスにおける使用履歴に問題がある場合、審査落ちすることがあります。

【問題がある使用履歴の例】

  • Yahoo! JAPAN IDが過去に削除措置、あるいは利用停止措置を受けたことがあり(同履歴をもつ人物と同一と見なされた場合も同様)、審査時にも継続して利用停止措置を受けている
  • Yahoo!ショッピングについて、過去に解除措置あるいは履行停止措置を審査時にも継続して受けている

さらに、過去に利用停止措置を受けたYahoo! JAPAN IDを削除し、新しいIDを作成しても、登録情報が過去のIDと一致すると使用履歴に問題があると見なされます。そのため、Yahoo!ショッピングに出店できません。

入力情報に不備がある

入力情報の誤りや不備について、Yahoo!ショッピングから指摘された場合、開店審査申請から1ヵ月以内に不備を修正しないと、開店基準を満たしていないと見なされ、審査に落ちることがあります。入力情報に不備があった場合は速やかに修正し、再申請を行いましょう。

ガイドライン違反商材を出品登録している

Yahoo!ショッピングでは、以下のようなガイドライン違反の商材を出品登録すると出店審査に落ちるため、登録をしていた場合は修正後に再申請しましょう。

【ガイドライン違反の商材例】

  • 旅行サービス(取次を含む)たばこ、ニコチンを含む電子たばこ
  • 銃器類、火薬(玩具花火を除く)などの危険物

本人確認の電話に出ていない

Yahoo!ショッピングでは、1回目の出店審査である契約審査の前に電話で本人確認が行われます。このとき、電話に出ず放置していると出店審査に落ちてしまいます。電話に出ることができなかった場合は速やかに折り返し、本人確認を完了させるようにしましょう。

経営状況判断基準を満たしていない

法人の場合、Yahoo!ショッピングが定める経営状況判断基準を満たしていないと、出店審査に通りません。経営状況判断基準の詳細は公開されていませんが「 Yahoo!ショッピングストア運用ガイドライン」に「指定収納会社や第三者調査期間による与信審査等を参考にします」と明記されています。

上記にあてはまる法人は、再申請をしても出店審査に通りにくいケースもあるため、他のプラットフォーム利用への切り替えも検討しましょう。

Yahoo!ショッピングの出店審査で気をつけるべき点

Yahoo!ショッピングの出店審査では、特に以下の4つを気をつける必要があります。

Yahoo!ショッピングの出店審査(イメージ)
  • Yahoo! JAPAN IDの使用履歴は問題ないか
  • 入力情報に誤りがないか
  • 銀行口座とクレジットカードの名義が申請者と一致しているか
  • 登録商材は問題ないか

Yahoo! JAPAN IDの使用履歴は問題ないか

前述のとおり、該当のIDが過去に削除措置や利用停止措置を受けたことがあると、Yahoo!ショッピングに出店できず、新たなIDを作成しても過去情報と一致する場合は、同一アカウントとみなされ申請に通りません。

したがって、規約違反をしたことがない登録者情報で申請する必要がありますが、法人や個人事業主の代表者変更は現実的ではないため、出店は難しいと言えます。

入力情報に誤りがないか

Yahoo! JAPAN IDの登録情報とYahoo!ショッピングの申請情報が一致していないと、審査に通りません。情報が一致しない場合は、Yahoo! JAPAN ID側の登録情報の変更や、新たなIDの作成が必要です。

銀行口座とクレジットカードの名義が申請者と一致しているか

銀行口座とクレジットカードの名義が、申請者の名義と異なると出店審査に通りません。出店審査の申請前に、すべての名義が一致しているかを確認しましょう。

登録商材は問題ないか

契約審査の前に入力する情報に登録商材がありますが、以下の場合は出店審査に通らない場合があります。

  • 免許が必要な商材を登録しているにもかかわらず免許情報を入力していない
  • ガイドライン違反の商材を登録している

出店審査の申請前にこれら2点も合わせて確認し、不備のないようにしましょう。

Yahoo!ショッピングの出店審査に落ちたときの対応

Yahoo!ショッピングの出店審査に落ちた場合は、以下3つの方法で対応します。

Yahoo!ショッピングの出店審査(イメージ)
  • 再申請する
  • 出店申請代行サービスを利用する
  • 他のプラットフォームを使用する

再申請する

Yahoo!ショッピングで出店審査に落ちても、申請情報を修正して再申請が可能です。ガイドラインに沿った内容に修正することで、審査に通る可能性があります。

ただし、申請者が過去にYahoo! JAPAN ID関連サービスにおいて規約違反をしている場合は、再申請しても審査に通ることはほとんどありません。その場合は、他のプラットフォームを利用しましょう。

出店申請代行サービスを利用する

規約違反をしていないにもかかわらず、何度も審査に落ちてしまう場合は、出店申請代行サービスを利用しましょう。費用は発生しますがスムーズに審査完了まで進めることができるだけでなく、自社のリソースを確保できる分コア業務に専念できるメリットもあります。

他のプラットフォームを使用する

Yahoo!ショッピング以外にECショップを開店できるプラットフォームは数多くあります。Yahoo!ショッピングの出店審査が通らない場合は、他のプラットフォームの利用に切り替える検討も必要です。

【他のプラットフォーム例】

Yahoo!ショッピングの出店費用

Yahoo!ショッピングは他社と比べて無料となる費用の範囲が広いといわれています。

【Yahoo!ショッピングの出店費用】

項目 費用
初期費用なし
月額システム利用料なし
売上ロイヤリティなし
ストアポイント原資負担1~15%
キャンペーン原資負担1.5%
アフィリエイトパートナー報酬原資販売商品価格(税別)の1~50%
アフィリエイト手数料 (※)
(※) 購入者がアフィリエイト経由で購入した場合
のみ原資負担と手数料が発生
アフィリエイトパートナー報酬の30%
クレジットカード決済手数料決済金額の3.24%
PayPayカードの場合は決済金額の3.0%
モバイル支払い(キャリア決済)手数料決済金額の4.48%(税別)
コンビニ決済手数料150~300円/件(税別)
銀行振込手数料150円/件(税別)(税別)
PayPay残高払い手数料決済金額の3.0%(税別)

(引用:Yahoo!ショッピング公式サイト)

初期費用と月額利用料が発生しないため、ECショップに初めて挑戦する場合でもコスト面を気にせず出店できます。

ただし、販売手数料や決済手数料はストアの負担となるため、長期に渡ってECショップを運営し売上向上を目指すなら、他のプラットフォームでかかる費用との比較が必要です。

まとめ:Yahoo!ショッピングの出店審査をクリアして販路を拡大しよう

Yahoo!ショッピングの出店審査は審査基準が公開されているため、ガイドラインに沿って申請すればそれほど難しいものではありません。ただし細かな規約があるため、初めて出店する場合はスムーズに出店審査に通らないケースもあるでしょう。

出店審査をスムーズにクリアし、すぐにでも販路を拡大したい場合は、ECモール運営のアウトソーシングも一つの方法です。

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