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冷凍配送(クール便)とは?適切な送り方や梱包、4つの注意点を徹底解説

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冷凍配送

採れたての新鮮な海の幸や、愛情を込めて作った料理。その美味しさを、そのまま届けられるのが冷凍配送(クール便)です。

しかし、どの配送サービスを使えばよいのか、どう梱包すればよいのか分からず、不安になることは少なくありません。

この記事では、冷凍配送の概要や適切な梱包のポイント、配送前の注意点を詳しく解説します。冷凍配送について、少しでも興味や疑問がある方は、ぜひ参考にしてください。

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冷凍配送とは?

冷凍配送とは?

冷凍配送とは、食品や製品を−15度以下の冷凍状態で輸送する方法です。冷たさを保ったまま荷物を届けられるため、品質や見た目を守る必要がある商品に使われています。

たとえば、冷凍ケーキや手作りの惣菜、海産物などの食品は、常温や冷蔵では傷んでしまうおそれがあります。

冷凍配送を使えば、こうした品物を安心して家族や消費者に送ることが可能です。

4温度帯の違い

4温度帯とは、「冷凍」「冷蔵」「常温」「定温」の4つの温度設定のことです。配送では、それぞれ扱える品物や配送条件が異なります。

温度帯 温度の目安 主な対象物
冷凍 -15度以下 アイス、冷凍食品、冷凍の魚
冷蔵 -5度〜5度前後 生クリーム入りのお菓子、生鮮食品
常温 10度〜15度前後 焼き菓子、乾物、紙製品
定温 10度~20度(温度や湿度が一定) 生鮮野菜、ワイン、チョコレート

冷凍は、特に温度変化に弱い商品を送るときに適しています。冷蔵の例は、要冷蔵と表示された食品や冷たい状態を保つ必要がある生鮮食品などです。

常温は、湿気や高温に強い商品に向いています。定温は、冷やした状態で管理しなくても良いものの、温度変化や湿度に弱い商品が対象です。

冷凍配送を検討する際は、送る商品がどの温度帯での保管に適しているのかを先に確認しておきましょう。

4温度帯の等級

倉庫業法では保管温度に応じてC級・F級・SF級の等級が定められており、よりきめ細かい管理が行われています。

法改正(令和5年12月公布)により、F級の一部がさらに細分化され、−35度以下の超低温帯には新たにSF級が設けられました。これにより、食品や医薬品の品質保持に対応しやすくなっています。

以下の表は、各等級と対応する温度帯をまとめたものです。

等級 管理温度帯
C3級 10度 ~ −2度
C2級 −2度 ~ −10度
C1級 −10度 ~ −18度
F1級 −18度 ~ −24度
F2級 −24度 ~ −30度
F3級 −30度 ~ −35度
SF1級 −35度 ~ −40度
SF2級 −40度 ~ −45度
SF3級 −45度 ~ −50度
SF4級 −50度以下
(参照:倉庫業法施行規則 温度帯改正 / 国土交通省

商品ごとに最適な温度帯は異なります。等級を正しく理解し、温度帯に合った倉庫・配送手段を選ぶことで、品質を保ちながら安全に届けることができます。

冷凍配送に適した梱包素材とは?

冷凍配送に適した梱包素材とは?

冷凍配送では、温度を保ちながら中身を守る梱包素材を選ぶ必要があります。本章では、冷凍配送に適している2つの梱包素材について、詳しく解説します。

  • ダンボール
  • 発泡スチロール製のクーラーボックス

それぞれの特徴と注意点を、順番に確認していきましょう。

ダンボール

ダンボールは、冷凍配送の外箱として広く使われている素材です。扱いやすくコストもおさえられるため、多くの発送現場で選ばれています。

ダンボールが使われている理由は、サイズが豊富で手に入りやすいためです。

ただし、ダンボールだけでは保冷力が足りません。冷気が逃げやすく水分に弱いため、内部に保冷袋や保冷シートをあわせて使うことが大切です。

たとえば、冷凍した食品をダンボールで送る場合は、以下のように梱包します。

  • 食品を個包装する
  • 保冷剤を同封する
  • アルミ製の保冷袋に入れる
  • 内側に保冷シートを敷いたダンボールに収納する

ダンボールを使うときは、保冷材と保冷袋をうまく組み合わせて、温度変化に対応できるようにしましょう。

発泡スチロール製のクーラーボックス

発泡スチロール製のクーラーボックスは、保冷力が高く、冷凍配送に向いた素材です。内部の温度を長時間キープしやすいため、冷凍状態をしっかり保てます。

さらに、軽くて扱いやすいメリットもあります。プラスチックのクーラーボックスより安価で、使い捨てできる点が便利です。

一方で、次のような注意が必要な点もあります。

  • サイズがややかさばるため、送料が高くなる
  • 外気を遮断するため、中に保冷剤を入れる必要がある
  • 割れやすいため、外箱としては使いにくい
  • 強い衝撃でへこむ可能性がある

冷凍配送でしっかり温度を保ちたい時は、発泡スチロール製のクーラーボックスを選んでみてください。

冷凍配送の送り方の手順を解説

冷凍配送の送り方の手順を解説

冷凍配送を成功させるためには、手順にそった丁寧な準備が欠かせません。

  • 荷物をあらかじめ冷やしておく
  • 荷物を袋などで包装する
  • 破損防止のため丁寧に梱包する
  • 伝票や専用ラベルを貼る
  • 運送業者へ荷物を受け渡す

次に紹介する5つの手順を守れば、初めての冷凍配送でもトラブルを防ぎ、安全に荷物を届けることが可能です。

それぞれの手順を詳しく見ていきましょう。

荷物をあらかじめ冷やしておく

荷物をあらかじめ冷やしておくことが、冷凍配送の第一歩です。冷えていない荷物を梱包すると、周囲の温度を上げてしまい、保冷効果が下がります。

配送予定の前日(約12時間前)からしっかり冷やしてから梱包することで、配送中の温度変化を防ぎ、安心して荷物を送ることができます。

荷物を袋などで包装する

荷物を袋などで包装する理由は、衛生面と保冷性の両方を保つためです。直接ダンボールや保冷箱に入れると、中身が汚れたり、結露で濡れてしまうおそれがあります。

たとえば、冷凍おにぎりや手作りスイーツを送る場合は、ラップや個別の食品用袋で包んだうえで、まとめてチャック付き袋に入れると、においや水分の漏れを防げます。

具体的な包装手順は次のとおりです。

  • 食品を個包装にする
  • チャック付きの袋や真空袋にまとめる
  • 密閉後にアルミ製の保冷袋に入れる

保冷袋に入れることで冷気が逃げにくくなり、保冷剤とあわせて使うと効果的です。

破損防止のため丁寧に梱包する

破損防止のための丁寧な梱包は、冷凍配送のトラブルを防ぐうえで重要です。配送中には衝撃や揺れが加わるため、内容物がつぶれたり、箱が破損するおそれがあります。

安全に梱包するためには、まずプチプチや新聞紙などの緩衝材で品物一つひとつを丁寧に包み、衝撃から守りましょう。

さらに、箱の中で品物同士がぶつからないよう仕切りでしっかりと固定することも重要です。

伝票や専用ラベルを貼る

伝票や専用ラベルを貼る作業は、冷凍配送が正しく扱われるかどうかを左右する大切な工程です。

配送業者によっては、クール便専用のラベルや伝票が用意されています。これを正しい位置に貼ることで、集荷スタッフがすぐに冷凍便として判断できます。

貼り方のポイントは以下のとおりです。

  • 配送伝票は箱の上面にしっかり貼る
  • 「冷凍」などのシールを見やすい位置に貼る
  • 複数貼る場合は同じ面にまとめる
  • 水滴を拭いてから貼り付ける

ラベルがはがれないように、透明テープでおおって固定すると安心です。

運送業者へ荷物を受け渡す

運送業者へ荷物を受け渡す際は、冷凍配送として扱われているかどうかを最後にもう一度確認しましょう。

集荷を依頼する場合は、電話やWeb予約の段階で「冷凍便であること」を明記してください。持ち込みをする場合は、店頭で冷凍便の取り扱いがあるか事前に確認すると安心です。

受け渡し時のチェックポイントは次のとおりです。

  • 冷凍便専用の伝票やラベルを確認
  • 保冷剤の数や位置を最終チェック
  • 輸送中の時間帯を想定した日時指定

準備を整えてから受け渡せば、荷物を安全に届けられます。

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冷凍配送を利用する際の4つの注意点

冷凍配送を利用する際の4つの注意点

本章では、さらに詳しく冷凍配送を利用する際の注意点を4つ解説します。

  • 荷物の予冷をする
  • 不在を避けるために日時指定をする
  • 配送料金が高くなる
  • 配送できる荷物なのか事前に確認する

それぞれの注意点を、詳しく見ていきましょう。

荷物の予冷をする

荷物の予冷をする理由は、配送中の温度上昇を防ぐためです。冷えていない品物をそのまま梱包すると、箱の中の温度が一気に上がってしまいます。

荷物を予冷する際は、次の手順を守りましょう。

  • 冷凍庫で12時間以上しっかり凍らせる
  • 表面の霜や結露をふき取る
  • 保冷袋や二重包装をして再冷凍する

事前に十分に冷やしておけば、配送中の品質低下を防ぐことができます。

不在を避けるために日時指定をする

不在を避けるための日時指定は、冷凍配送のトラブル予防につながります。冷凍便は再配達までの時間が長引くと、荷物の品質が落ちてしまうためです。

配送日を調整する際は、以下のようなポイントを意識してください。

  • 受取人にあらかじめ配送日時を伝える
  • 受取可能な時間帯を確認して指定する
  • 土日や祝日など、不在になりにくい日を選ぶ

日時指定をすることで受け取りミスを防ぎ、安心して冷凍配送を依頼できます。

配送料金が高くなる

配送料金が高くなる点も、冷凍配送を利用する際の注意点です。

冷凍便は、通常の宅急便と比べて温度管理にコストがかかるため、料金が上乗せされます。

たとえば、同じサイズのダンボールを常温と冷凍で送る場合、冷凍便は数百円〜1,300円ほど高くなることがあります。

さらに、保冷剤や専用ボックスなどの資材費も必要です。事前に料金を確認し、予算と目的に合った配送方法を選びましょう。

配送できる荷物なのか事前に確認

配送できる荷物なのか事前に確認しておくことは、冷凍配送の失敗を防ぐために必要です。

たとえば、アイスクリームやデコレーションケーキなど、極端に温度変化に弱い商品は、一部の業者では取り扱っていません。

また、溶けやすい液体や壊れやすい包装のものも、対象外になることがあります。確認すべき項目は次の通りです。

  • 冷凍便で配送可能な温度帯に対応しているか
  • 包装方法が基準を満たしているか
  • 破損や漏れのリスクがないか

準備を整えたうえで申し込めば、安心して冷凍配送を利用できます。

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冷凍配送に対応している業者3社の特徴と料金比較

冷凍配送に対応している業者3社の特徴と料金比較

ここでは、冷凍配送に対応している代表的な業者を3社紹介します。

  • ヤマト運輸:クール宅急便の特徴
  • 佐川急便:飛脚クール便の特徴
  • 日本郵便:チルドゆうパックの特徴

冷凍配送を利用する際は、どの業者のサービスを選ぶかによって対応エリアや温度帯、料金に違いがあります。

それぞれのサービス内容とメリットを順番に見ていきましょう。

ヤマト運輸:クール宅急便の特徴

ヤマト運輸のクール宅急便は、冷蔵・冷凍の2温度帯に対応した配送サービスです。全国対応のネットワークと、細かい時間帯指定ができる点が強みです。

クール宅急便の特徴としては、次のようなポイントがあります。

  • 冷凍温度帯は−15度以下に対応
  • 全国どこでも集荷・配送可能
  • 午前中〜21時まで細かい時間指定ができる
  • サイズごとの料金設定が明確

たとえば、飲食店や小売店舗向けに冷凍スイーツや業務用食材を納品する場合、21時までの時間指定が可能であれば、閉店後や仕込み作業が落ち着いたタイミングでの受け取りが可能になります。

時間指定の柔軟さは、取引先の業態や運営時間に合わせたスムーズな納品に貢献します。

さらに、「ヤマトビジネスメンバーズ限定」でオンラインからの送り状や宛名ラベルの発行もできるため、法人でも利用しやすい仕組みです。

幅広いニーズに対応できるのが、ヤマト運輸クール宅急便の強みです。

ヤマト運輸:クール宅急便の料金

クール宅急便の料金は、通常の宅急便料金に加えて以下の通りです。

サイズ 料金(税込)
60サイズ +275円
80サイズ +330円
100サイズ +440円
120サイズ +715円
(参照:ヤマト運輸公式サイト

上記は個人利用の料金表であるため、法人での利用の場合は別途見積りで配送タリフを入手する必要があります。

佐川急便:飛脚クール便の特徴

佐川急便の飛脚クール便は、ヤマト運輸と同じく冷凍と冷蔵の2温度帯に対応した宅配サービスです。大きな特徴は、温度を一定に保つための専用の保冷ボックスと輸送体制が整っている点です。

飛脚クール便の主な特徴は次のとおりです。

  • 冷凍温度帯は−18度以下に対応
  • 配送中も専用車両で温度を管理
  • 3辺合計140センチメートル以内の対応が可能

たとえば、大きな荷物や重量がある冷凍の荷物などを送る際は、安心感があります。

配送料金はヤマト運輸と同程度で、サイズやエリアによって変わります。品質管理を重視したいときに、佐川急便の飛脚クール便は有力な選択肢です。

佐川急便:飛脚クール便の料金

飛脚クール便の料金は、通常の運賃に加えて以下の通りです。

サイズ区分 3辺合計・重量 クール料金(税込み)
60サイズ 60センチメートル以内・2キログラム以内 +275円
80サイズ 80センチメートル以内・5キログラム以内 +330円
100サイズ 100センチメートル以内・10キログラム以内 +440円
140サイズ 140センチメートル以内・20キログラム以内 +880円
140センチメートル以内・30キログラム以内 +1,320円
(参照:佐川急便公式サイト

日本郵便:チルドゆうパックの特徴

日本郵便のチルドゆうパックは、主に冷蔵品に対応したサービスで、低温での配送が必要な荷物に適しています。

ただし、冷凍配送には対応していないため、利用時には注意が必要です。チルドゆうパックの特徴は以下のとおりです。

  • 冷蔵温度帯は0度〜5度に対応
  • 3辺合計150センチメートル以内の対応が可能
  • 通常のゆうパック料金に225円〜の加算で利用可能
  • 配送エリアは全国に対応

たとえば、冷蔵保存が必要な生鮮食品を送りたい場合に便利です。地域によっては時間帯指定も可能で、再配達手続きも簡単にできます。

冷凍には非対応ですが、冷蔵品の配送には手軽に利用できるサービスです。

日本郵便:チルドゆうパックの料金

チルドゆうパックの料金は、通常の運賃に加えて以下の通りです。

サイズ 料金
60サイズ +225円
80サイズ +360円
100サイズ +675円
120サイズ +675円
140サイズ +1,330円
150サイズ +2,100円
(参照:日本郵便公式サイト

まとめ:冷凍配送を検討中ならスクロール360がおすすめ

まとめ:冷凍配送を検討中ならスクロール360がおすすめ

本記事では、冷凍配送(クール便)の基本から、鮮度を保つための具体的な梱包方法、そして見落としがちな4つの注意点を解説しました。

重要なポイントは、送る品物と梱包材を事前にしっかり冷やす「予冷」と、十分な量の保冷剤を適切に配置することです。

スクロール360では、冷凍・冷蔵・常温の4温度帯すべてに対応したフルフィルメントサービスを展開しています。冷凍食品やギフト配送など、温度管理が必要な商品でも、安全かつ効率的に発送までを代行可能です。

冷凍配送の導入をきっかけに、物流体制を見直したい方は、ぜひ一度サービス内容をご覧ください。

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